車の後部座席収納の選び方|構造の違いと向き不向き

後部座席の足元に、空のペットボトルが2本転がっています。運転席まわりにはグローブボックスもセンターコンソールもあるのに、後ろは浅いドアポケットとアームレストのドリンクホルダーだけ、という車は珍しくありません。
車の後部座席で使える収納の取り付け場所は、シートバック・センターコンソールの背面・足元・ドアまわりの4か所にほぼ限られ、どこに付けるかが決まれば候補は自然に絞れます。本記事では、後部座席で物が散らかる理由・取り付け場所ごとの選び分け・子どもを乗せるときに避けたい作りを解説します。
いいカー用品 編集部
「いいカー用品」は、車内で使う小物とお手入れ用品の選び方を発信するメディアです。サンシェードやフロアマットのように車種で寸法が変わる商品は、車検証の型式と商品ページの適合表を照らし合わせる手順から解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
車の後部座席が散らかるのは、置き場所が最初から足りないからです
運転席まわりには、グローブボックス、センターコンソール、ドアポケット、ドリンクホルダーと、小物を置く場所がひととおりそろっています。一方で後部座席は、ドアポケットが浅かったり、アームレストを倒したときのドリンクホルダーしかなかったりと、車種やグレードで装備の差が大きい場所です。置く場所がなければ、物はシートの上か足元に行きます。
そこへ乗り降りが重なります。雨の日は傘とレインコートの水が足元に落ち、砂や枯れ葉も靴底から持ち込まれます。子どもを乗せていれば、飲みかけのパックや絵本がシートに積まれ、カーブのたびに下へ落ちます。走行中に拾おうとして前方から目を離すのがいちばん危ないので、車内収納は「あとで片付ける」ではなく「落ちない場所を先に作る」という順番で考えてください。なお同じ車種名でも、ミニバンは年式とグレードで後席まわりの装備が入れ替わります。アルファードの収納では、年式とグレードで何が変わるかまで出しています。
どこに取り付けるかで、後部座席の収納は決まります
取り付け場所はおおまかに4か所で、ここが決まれば数分で候補を絞れます。まずは自分の車の後席を見て、前席のヘッドレストに支柱が2本あるか、センターコンソールの背面に平らな面があるか、足元が平らかを確かめてください。置き場所ごとの考え方の全体像は車の収納グッズの選び方にまとめています。
| 取り付け場所 | 固定のしかた | 向いているもの |
|---|---|---|
| 前席の背面(シートバック) | ヘッドレストの支柱に掛ける | ティッシュ、ウェットシート、飲み物 |
| センターコンソールの背面 | 面ファスナー、ベルト | 小物、ゴミ袋 |
| 後席の足元 | 置くだけ+滑り止め、シートレールにベルト | 買い物袋、レジャー用品 |
| ドアポケット・窓まわり | もとの形状を使う、吊り下げ | 折り畳み傘、細い小物 |
シートバックは前席の足元と引き換えになる
ヘッドレストの支柱2本にベルトを掛けるタイプが大半で、工具なしで付きます。ただし厚みのあるポケットを付けると、前席を後ろへ下げたときに中身が膝に当たります。毎回手に取るものだけを入れて厚みを抑えるのが現実的で、車載用のティッシュケースは箱のまま入れるか詰め替えるかで必要な奥行きが変わります。その違いは車のティッシュケースの選び方で詳しく扱っています。
足元に置く箱は動かないことが条件
買い物袋やレジャー用品をまとめるなら足元が広く使えますが、置くだけの箱はブレーキのたびに前へ滑り、前席の下へ潜り込みます。底に滑り止めがあるか、シートのレールにベルトで留められるかを見てください。素材と形で何が変わるかは車の足元収納ボックスの選び方に書いています。
子どもを乗せるときに避けたい作りと、その理由
角が立った硬い樹脂のボックスを膝の前に置く形は、急ブレーキで体が当たる位置になります。生地のポケットか、角に丸みを持たせたものを選んだほうが無難です。ヘッドレストを抜いて通す前提の商品も、頭の後ろの支えを外すことになるので勧めません。
もう一つ気をつけたいのが、シートの側面や肩口を覆うタイプです。車種によっては座席の側面にサイドエアバッグが内蔵されていて、展開の妨げになる位置に生地をかぶせると危険です。取扱説明書で内蔵位置を確認し、記載があればその面は避けてください。チャイルドシートを使っている席では、シートベルトの通り道やISOFIXの金具に生地が重ならないかも合わせて見ます。
素材と固定方法で変わるのは、片手で届くかどうかです
後席に乗るのが子どもなら、本人が自分で出し入れできるかどうかで使われるかが決まります。口が大きく開いて自立するものは手を入れやすく、生地だけのポケットは中身が少ないとつぶれて口が閉じます。手入れのしやすさも素材でほぼ決まります。
| 素材 | 汚れたとき | 形の保ち方 |
|---|---|---|
| ポリエステル生地 | 固く絞った布で拭く、畳んでしまえる | 中身が入らないとつぶれる |
| 合成皮革(レザー調) | こぼした水分を水拭きで落としやすい | 芯材が入っていれば自立する |
| 樹脂ボックス | 丸洗いできるものもある | 自立し、積み重ねもできる |
先に測るのはヘッドレストの支柱の間隔
シートバックに掛ける商品は、支柱の間隔と太さが合わないとベルトが届きません。メジャーで支柱の中心から中心までの距離を測り、ベルトの調整幅が足りるかを商品ページで確かめてください。足元に置く箱は、前席を自分の運転姿勢に合わせた状態で、シート下から後席のつま先までの奥行きを測ります。カタログの「軽自動車用」「普通車用」という区分だけでは、この寸法までは分かりません。
後部座席の収納は、付けっぱなしにするかどうかで運用が変わります
毎日の送り迎えで使うなら、付けっぱなしにできる薄いものを選び、中身は3種類くらいに固定したほうが散らかりません。レジャーのときだけ荷物が増える使い方なら、畳める生地のバッグを積み下ろしするほうが車内が広く保てます。どちらにしても、週に一度は中身を空にして砂を落としてください。砂は生地の底に溜まり、擦れて毛羽立つ原因になります。
ゴミの置き場所も先に決めておくと、ポケットが空き容器置き場になりません。ふたの有無や口の形で使い勝手が変わるので、車のゴミ箱の比較では、タイプごとの違いまで出しています。飲み残しのあるカップを入れると匂いが残るので、こぼれやすいものは後席の人に持ってもらうほうが安全です。
よくある質問
運転席から後部座席の収納に手を伸ばしてもいいですか
走行中は手を伸ばさないでください。後席の収納は、停車中か、後ろに座っている人が使う前提で配置します。運転中に自分で取りたいものは、前席のドリンクホルダーやコンソールに置いておくほうが安全です。
軽自動車の後部座席にも収納を付けられますか
付けられますが、前後の余裕が少ないぶん、シートバックの厚みがそのまま後席のひざ前の空間を削ります。厚さ5センチを超えるような大きなポケットより、薄い平面タイプや、センターコンソール背面に留める小さなものから試すほうが失敗しません。
車種専用品と汎用品のどちらを選べばいいですか
ドアポケットやコンソール背面の形に合わせ込む商品は、車種専用品のほうが隙間なく収まります。買う前に車検証の「型式」欄と「初度登録年月」欄を見て、商品ページの適合表で自分の車に当たる行を探してください。同じ車種名でも年式やグレードで行が分かれることがあります。
後部座席の収納はどこで買えますか
カー用品店の内装用品の棚と通販の両方で扱われています。取扱いは店舗や時期で変わるため、車種専用品を狙う場合は在庫を電話で確認してから出かけるほうが確実です。
まとめ
後部座席が散らかるのは片付け方の問題ではなく、置き場所が足りないことが出発点です。シートバック・コンソール背面・足元・ドアまわりのどこに作るかを先に決め、支柱の間隔や足元の奥行きを測ってから商品を選べば、買ってから合わないという事態は避けられます。子どもを乗せる席では、硬い角、ヘッドレストを外す前提の固定、シート側面を覆う形の3つを外してください。ぜひ本記事の取り付け場所の表と素材の比較を参考に、自分の車の後席に合う1つを選んでみてください。


