ヴォクシーのラゲッジマット|型式の確認と適合表の見方

ヴォクシーのラゲッジマットを探すと、同じ車種名のまま「3列目使用時」と「3列目格納時」の商品が別々に並びます。写真はどちらも黒い一枚敷きで、見た目ではほとんど区別がつきません。
ラゲッジマットは荷室の床だけを覆う専用品で、足元に敷くフロアマットとは別の商品です。ヴォクシーは90系と80系で荷室の奥行きも段差の位置も違うので、車種名だけでは合うかどうかは決まりません。基準になるのは車検証の「型式」欄と「初度登録年月」欄で、この2か所を商品ページの適合表と照らし合わせます。
本記事では、ラゲッジマットが覆う範囲・素材3タイプの違い・車検証から適合表の行を絞る手順・寸法表記がメーカーごとにずれる理由を解説します。

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ヴォクシーのラゲッジマットが覆うのは荷室の床だけです
ラゲッジマットは、テールゲートを開けたときに見える荷室の床面に敷くマットです。運転席や後席の足元に敷くものはフロアマットで、こちらはペダルの切り欠きやフロアの固定フックの位置に合わせて型が起こされています。荷室用と足元用は形も固定方法も別なので、「車種別マット」という表記だけを見て買うと、届いた品が想定と違う場所のものになります。両者の使い分けは車のフロアマットの違いで解説しています。
もうひとつ押さえておきたいのが、ヴォクシーのようなミニバンでは荷室の「床」が一段構えではないことです。3列目シートを立てた状態では、後ろのわずかな奥行きだけが荷室になります。3列目を跳ね上げて格納すると床は前方向へ伸び、その分だけ必要なマットの奥行きも変わります。同じ車で2つの床面積が存在するため、商品側も2種類に分かれているわけです。
ラゲッジマットの素材は3タイプ|水を受け止める硬さと静かさで分かれます
素材が変わると、汚れの受け止め方と荷物の滑り方が変わります。ヴォクシーの荷室に何を積むかで向くタイプが分かれます。
塩ビ・ゴムのトレイ型
縁が数センチ立ち上がった皿状の成形品です。こぼれた水や溶けた雪、濡れたレジャー用品の水気を内側で受け止めるので、ペット・釣り・園芸・スキーのような濡れ物を積む使い方に向きます。硬いため荷室のかたちに沿わせる精度が要求され、世代違いの品を無理に敷くと縁が浮きます。冬場に冷えると硬くなり、丸めての出し入れがしにくくなることもあります。
カーペット(起毛)タイプ
純正の内装と質感が近く、段差や壁面との境目が目立ちにくいタイプです。走行中に荷物が滑りにくく、ダンボールやバッグを直置きしても音が出ません。ただし水は繊維に染み込むため、こぼした液体は自然に流れず、そのまま乾かすとにおいが残ることがあります。日常の買い物と送り迎えが主な用途なら、扱いやすい選択でしょう。
合成皮革・レザー調タイプ
表面が平らで拭き取りやすく、砂や落ち葉を掃き出しやすいタイプです。水にも強い一方、表面が滑るので、丸い荷物や軽い箱は制動のたびに前へ動きます。滑り止めの層が裏面にあるかどうかを商品説明で確かめてください。素材ごとの向き不向きはラゲッジマットの選び方の順番でも解説しています。
同じヴォクシーでも荷室の実寸は世代と3列目の畳み方で変わります
車種名が同じでも、フルモデルチェンジをまたげば別の車と考えたほうが実態に近いです。ヴォクシーは60系・70系・80系・90系と世代が分かれ、荷室の奥行き、左右の内張りの張り出し、テールゲートの開口幅がそれぞれ違います。中古で買った車なら、前オーナーの登録時期がそのまま基準になります。
世代の中でも差が出るのが、3列目シートの扱いと床下です。7人乗りと8人乗りでは2列目の形が違い、3列目を格納したときの床の前端の位置も揃いません。グレードやオプションによってデッキボード(荷室の床板)が付き、板を外すと床下収納が現れる仕様もあります。板の上に敷くのか、板を外した状態で敷くのかで必要な寸法は変わります。
4WDやハイブリッドでは床下の構造が変わることがあり、これも適合表の行が分かれる理由になります。同じミニバンでも他車種になると分岐の仕方が違うので、比較のためにステップワゴンのラゲッジマットの適合の確認点を見ておくと、表の読み方に慣れます。
車検証を見てラゲッジマットの適合表の行を1つに絞る
手元に車検証を用意して、上から順に条件をつぶしていくのがいちばん確実です。写真の印象で選ぶと、あとで返品の手間がかかります。
| 確認するもの | どこを見るか | これで決まること |
|---|---|---|
| 型式 | 車検証の「型式」欄 | 適合表のどの世代の行に当たるか |
| 初度登録年月 | 車検証の「初度登録年月」欄 | 年式でさらに行が分かれる場合の絞り込み |
| 乗車定員 | 車検証の「乗車定員」欄 | 7人乗りか8人乗りかで分かれる商品の選択 |
| 3列目の使い方 | 自分の使い方 | 使用時用の小判か、格納時まで覆う大判か |
| デッキボードの有無 | 荷室の床板をめくって確認 | 板の上に敷くか、外した床に敷くか |
注意したいのは、初度登録年月とモデルチェンジの発表時期が一致しないことです。切り替わりの前後に登録された車は、カタログ上の世代と登録月がずれます。適合表が「◯年◯月〜」という登録月の範囲で書かれているなら、迷わず車検証の月を基準にしてください。3列目を使う日と格納する日が混ざる家庭では、分割式で前後をつなげる商品を選ぶと、日によって敷き方を変えられます。
寸法表記がずれる理由と、合わないまま敷いたときに起きること
「ヴォクシー用」と書かれた商品でも、記載されている寸法が製品間で数センチ違うことがあります。原因のひとつが計測条件の違いで、3列目使用時の床だけを測ったものと、格納時の床まで含めて測ったものが同じ表に並びます。もうひとつが外寸と有効内寸の差です。トレイ型は縁の立ち上がりを含めた外寸で書かれることがあり、実際に荷物を置ける平らな部分はそれより小さくなります。表記だけを見比べても、どちらの条件で測ったかは書かれていない場合があります。
寸法が合わないと、症状は大きすぎる側と小さすぎる側で分かれます。大きすぎると端が左右の内張りに乗り上げて波打ち、荷物が斜めに傾きます。テールゲートの内張りに縁が当たると、閉めたときにマットが押し戻されて浮きます。小さすぎる場合は端がめくれ、隙間に砂や小石が入り込んで純正の内装を傷めます。滑り止めが縁にしかない商品では、マットごと前後に動くこともあります。
よくある質問
「ヴォクシー用」と書いてあれば年式は気にしなくていいですか
気にしてください。車種名は適合の保証になりません。世代が違えば荷室の奥行きも開口幅も変わり、同じ世代でも乗車定員やオプションで行が分かれます。商品ページの適合表を開き、車検証の型式欄と初度登録年月欄の記載に当たる行を自分で探すのが確実です。表に自分の条件が見つからないときは、販売店に車検証の内容を伝えて確認してもらってください。
3列目を使う日と格納する日が混ざる場合はどちらを選べばいいですか
ふだん3列目を立てているなら使用時用を基準にし、格納する機会が月に何度もあるなら格納時まで覆える大判か、前後に分かれる分割式が扱いやすいでしょう。大判を3列目使用時に無理に折り込むと、折り目の部分が立ち上がって荷物が安定しません。
ラゲッジマットを車中泊の寝床の代わりにできますか
寝床としては足りません。ラゲッジマットは床の保護と汚れ受けが役目で、厚みは数ミリから1センチ程度の製品が中心です。シートを倒したときにできる段差や傾斜は埋まらず、体の一部に段差の線が当たります。段差を埋める用途の製品については車中泊マットの違いと選び方で解説しています。
まとめ
ヴォクシーのラゲッジマット選びは、車検証の型式欄と初度登録年月欄を見て適合表の行を1つに絞る作業から始まります。行が決まったら、3列目を立てて使うか格納するかで大判か小判かが決まり、最後に積むものから素材を選びます。濡れ物ならトレイ型、日常の買い物中心なら起毛、掃き出しやすさを取るならレザー調という順で考えると迷いません。
寸法表記は計測条件で数センチずれるため、数字だけの比較では判断しきれません。ぜひ本記事の確認手順と素材3タイプの向き不向きを参考に、車検証を手元に置いて適合表と照らし合わせてから注文してください。荷室以外のマットも合わせて検討するなら、車のマットの選び方と適合の確認点で種類ごとの違いを解説しています。

