車のメガネホルダーの選び方|買ってから気づく違い

運転中にかけていたメガネを外したあと、置き場所がダッシュボードの上かドアポケットしかありません。ダッシュボードは直射日光が当たって熱がこもり、ドアポケットは乗り降りのたびにレンズが内壁へ擦れます。
車のメガネホルダーは、この置き場所を車内に作るための小物です。サンバイザーに挟むタイプ、エアコン吹き出し口に留めるタイプ、センターコンソールに置くタイプ、粘着やマグネットで貼るタイプの4つに分かれ、どれを選ぶかはかけ替えの頻度で変わります。本記事では、置き場所に困る理由・取り付け位置ごとの向き不向き・付けてはいけない位置・夏場の扱い方を解説します。
いいカー用品 編集部
「いいカー用品」は、車内で使う小物とお手入れ用品の選び方を発信するメディアです。サンシェードやフロアマットのように車種で寸法が変わる商品は、車検証の型式と商品ページの適合表を照らし合わせる手順から解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
車内でメガネの置き場所に困るのは、ダッシュボードとドアポケットしかないからです
メガネを外す場面は決まっています。サングラスにかけ替えるとき、トンネルや夕方で視界の条件が変わったとき、到着して車を降りる前にケースへ戻すときです。そのたびに手が止まるのは、車内に平らで浅い置き場所が用意されていないからです。
ダッシュボードの上は、確かにいちばん近くて目にも入ります。ただしフロントガラス越しの直射が長時間当たる面なので、炎天下に停めた車では相当な熱がこもります。樹脂フレームやレンズのコーティングが熱に強いわけではなく、変形や曇りの原因になることがあります。加えて、ブレーキのたびに前へ滑ってガラスとの隙間に落ちます。
ドアポケットは深さがあるぶん落ちませんが、縦に差すとテンプル(つるの部分)が開いたまま押し込まれます。乗り降りで肘や荷物が当たる位置でもあり、レンズに細かい擦り傷が付く置き方です。足元に落としたメガネを踏んでしまう事故も、ここから始まります。車内収納全体の考え方は置き場所別の収納グッズの選び方にまとめていますが、メガネに関しては「浅く、手が届き、熱が当たらない」という条件を同時に満たす場所が標準装備では足りていません。
車のメガネホルダーは取り付け位置で4タイプに分かれます
構造の差より先に決まるのが、どこに付けるかです。手が届く距離と、他の車内小物との場所の取り合いが、そのまま使い勝手になります。
| タイプ | 取り付け位置 | 片手での出し入れ | 向く場面 |
|---|---|---|---|
| サンバイザー挟み込み | 運転席の頭上 | しやすい | 走行前後に毎回かけ替える |
| 吹き出し口クリップ | エアコンルーバー | しやすい | 短時間だけ仮置きする |
| 据え置き・ボックス型 | センターコンソール、棚 | やや手間 | 2枚以上をまとめて入れる |
| 粘着・マグネット固定 | ピラー、内張りの平面 | 製品で差が大きい | 好みの高さに付けたい |
サンバイザー挟み込みが手に届きやすい
バイザーの板を挟むクリップで留める形で、運転姿勢のまま手を伸ばせる位置に収まります。選ぶ前にバイザーの厚みを測ってください。車種によって板の厚さも角の形も違い、薄い車では挟み込みがゆるんで走行中に落ちてきます。逆に厚い車ではクリップが最後まで入らず、バイザーを跳ね上げたときに干渉します。
吹き出し口と据え置きは、他の車内小物と場所を取り合う
エアコン吹き出し口はスマホホルダーや芳香剤と、センターコンソール周りはドリンクホルダーや車用ゴミ箱と、同じ場所を奪い合います。先に何を付けているかで選択肢が決まるので、サンバイザー周りがティッシュケースで埋まっているなら、ティッシュケースの取り付け方式の違いを見直して位置を入れ替えたほうが早いこともあります。足元に置くタイプのゴミ箱なら頭上は空きますし、そのあたりの住み分けは車のゴミ箱のタイプ別比較に書いています。
かけ替えが多いなら、メガネホルダーは開口部の広さで選びます
1日に何度も出し入れするなら、片手で、目線を前に向けたまま入れられるかどうかがすべてです。ここで差が出るのは開口部の広さと、入れる向きです。挟み込み式のスリットにテンプルを通す形は見た目がすっきりしますが、位置を目で確認しないと入りません。上から落とし込む袋状やトレー状のほうが、手探りで扱えます。
サイズの確認は実物のメガネで行ってください。テンプルを畳んだ状態でいちばん厚い部分の寸法と、レンズの横幅の2か所を測り、商品ページの対応サイズと照らし合わせます。度数の強いレンズや厚みのあるセルフレーム、レンズの大きいサングラスは、細身のメタルフレーム向けに作られた製品に入りません。
内側の素材も見ておきます。起毛の内張りがあるものはレンズが当たっても擦れにくく、硬い樹脂がむき出しのものは走行中の振動でレンズ面を叩きます。度付きメガネとサングラスを両方積むなら、仕切りのある2枚収納型か、2か所に分けて付ける選び方になります。サングラス側の置き方はサングラスホルダーの用途別の使い分けで詳しく扱っています。
メガネホルダーを付けてはいけない位置があります
取り付け場所を決める前に、避ける場所から確かめてください。エアバッグの展開範囲にかかる位置には付けません。ハンドルの中央、助手席側ダッシュボードの上面、サイドの内張りやピラー、天井の縁には、車種によってエアバッグが入っています。粘着やマグネットで貼るタイプは自由度が高いぶん、ここを外して貼る判断が自分に委ねられます。内張りに「AIRBAG」の表示がある面は避けてください。
前方と側方の視界を妨げる位置も使えません。フロントガラスの下端やサイドガラスに貼り付けて、視線の通り道にメガネが垂れ下がる状態は走行前に解消しておきます。運転席の膝周りやペダルの近くに落ちる可能性がある場所も、足元に転がった時点で危険です。
サンバイザーに付ける場合は、バイザーを下ろしたときにメガネが顔や頭に当たらない向きで固定します。西日の時間帯にバイザーを下ろして、そこにメガネが刺さっているという状況は実際に起きます。挟む位置を車体中央寄りにずらすか、下ろす頻度が高い車では頭上を避けるのが現実的です。
夏場の駐車では、入れたままにしないでください
炎天下に停めた車の室内は、外気温よりかなり高くなります。どれだけ上がるかは駐車場所・停める時間・車内の広さで大きく振れるため数値では示しませんが、ダッシュボード付近が最も熱を持つことは変わりません。メガネを車内に常備する使い方では、頭上やコンソールの中など直射が当たらない位置を選ぶことで、受ける熱を抑えられます。
とはいえ、日差しの強い時期に長時間停めるなら、降りるときに持ち出すのがいちばん確実です。レンズのコーティングやフレームの変形が気になる人ほど、車内に置きっぱなしにする前提で製品を選ばないほうがいいでしょう。車に置いておくのは普段使わない予備のサングラスだけにして、度付きメガネは持ち歩く、という使い分けも成り立ちます。
視界の見え方そのものに不安がある場合や、運転中に目の疲れや頭痛が出る場合は、ホルダーの工夫では解決しません。気になる場合は医療機関に相談してください。
よくある質問
サンバイザーに挟むタイプは走行中に落ちませんか
バイザーの厚みとクリップの開き幅が合っていれば、通常の走行で落ちることはあまりありません。落ちるのは、クリップが薄い板にしか対応していない製品を厚いバイザーに無理に付けた場合や、金属のばねがへたってきた場合です。段差の多い道を走ったあとに一度手で揺すって、保持力が残っているか確かめてください。
車種専用のメガネホルダーはありますか
汎用品が中心です。車種別に設計されたものは、センターコンソールの形に合わせた据え置きタイプなどに限られます。専用設計を探す場合は、車検証の「型式」欄と「初度登録年月」欄を確認し、商品ページの適合表で自分の車に該当する行があるかを照合してください。同じ車種名でも年式やグレードで内装の形が違います。
メガネを2枚積みたいときはどうしますか
仕切り付きの2枚収納タイプを1か所に付けるか、取り付け位置を2か所に分けるかの選択になります。使う頻度に差があるなら、よく使う1枚を手元のサンバイザーやコンソール脇に、予備をグローブボックス側に分けると出し入れの手数が減ります。
100均のメガネホルダーでも使えますか
100均で買える範囲の製品でも、クリップで挟むだけの単純な構造なら形としては機能します。差が出るのは内側の起毛の有無と、ばねの保持力です。レンズに傷を付けたくない場合や、厚みのあるフレームを入れる場合は、サイズ表記と内張りの素材が明記されている製品を選んだほうが安心でしょう。取扱いは店舗や時期で変わります。
まとめ
車のメガネホルダーで決まるのは、置き場所の良し悪しです。ダッシュボードの熱とドアポケットの擦れを避けつつ、運転姿勢のまま片手が届く位置に浅い置き場所を作る、という役割に尽きます。取り付け位置を決めたら、バイザーの厚みと、テンプルを畳んだメガネの厚み・レンズ幅を測ってから製品を選んでください。
エアバッグの表示がある面と視界にかかる位置を外すこと、夏場は持ち出す前提で考えることの2点を守れば、残るのは好みの問題です。ぜひ本記事の4タイプの比較表と、測る2か所の手順を参考に、自分の乗り方に合うメガネホルダーを選んでください。

