車のシガーソケット充電器の違い|選ぶ前に決めること

ナビの案内を見ながら走っていると、スマートフォンのバッテリー残量が増えないどころか、じわじわ減っていきます。
シガーソケットに挿した充電器の出力が足りていないのが大半で、古いタイプには5V1Aどまりの製品もあり、画面を点けたままの地図アプリでは消費のほうが上回ります。
車のシガーソケットは12V(大型車は24V)で、取り出せる電力はヒューズの容量までという上限もあります。
選ぶときに最初に決まるのは、出力の数字と、挿す場所の形です。
本記事では、走行中に充電が進まない原因・車内で選ぶべき出力と規格・挿したままにするときの注意点を解説します。
いいカー用品 編集部
「いいカー用品」は、車内で使う小物とお手入れ用品の選び方を発信するメディアです。サンシェードやフロアマットのように車種で寸法が変わる商品は、車検証の型式と商品ページの適合表を照らし合わせる手順から解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
走行中の車内でスマホの充電が進まないのはなぜか
ナビ代わりに地図アプリを表示していると、画面の明るさは自動で最大近くまで上がり、GPSと通信も動き続けます。
この状態の消費電力に対して、充電器の供給が下回ると残量は減っていきます。
5V1A(5W)の製品はもともと電話機を置いておく程度を想定した出力で、ナビ中の端末には足りません。
夏場はこれに発熱が重なります。
直射が当たるダッシュボード付近にスマホを固定していると本体が高温になり、端末側が保護のために充電を絞ることがあります。
充電器が原因ではなく、置き場所が原因というケースです。
送風口の近くに移すだけで改善することもあるので、充電器を買い替える前に車のスマホホルダーの取り付け方で扱っている固定位置の違いも見ておくと無駄買いを避けられます。
もう一つ、ケーブルの規格違いも見落としがちです。急速充電に対応した充電器でも、付属していない安価なケーブルでは対応する電流を流せず、5Wのまま頭打ちになることがあります。
車での充電に選ぶべき出力とシガーソケット充電器の規格
ナビを使いながら充電したいなら、USBポート1つあたり18W以上を目安にしてください。規格名としてはUSB Power Delivery(PD)とQuick Charge(QC)が主流で、スマートフォン側も同じ規格に対応していれば高い出力で充電できます。
手持ちの端末と規格を合わせる
iPhoneの近年のモデルやUSB-C搭載のAndroid端末はPDに対応しています。
PD対応のポートとUSB-Cケーブルを組み合わせるのが、いちばん迷わない構成でしょう。
一方、QCはAndroid端末の一部が対応している規格で、両対応をうたう製品なら手持ちがどちらでも使えます。
規格の見分け方はシガーソケットの急速充電器に、出力表記の読み方まで書いています。
合計出力とポートごとの出力は別物
「最大45W」と書かれていても、2ポート同時使用時はそれぞれ20Wと25Wに分かれるといった製品があります。
家族2人がそれぞれ急速充電したい場面では、合計値ではなくポート単体の数字を確認してください。
表記が細かく分かれていて読みにくいときは、シガーソケットUSBの違いで基準を比べられます。
| 出力の目安 | 車内での使い道 |
|---|---|
| 5W前後 | 停車中に少しずつ足す程度。ナビ併用には足りない |
| 18〜30W | ナビを表示しながらでも残量を保てる水準 |
| 45W以上 | タブレットや2台同時の充電を想定する場合 |
車内では裏目に出る充電器の仕様
出力が高ければよいわけではありません。
シガーソケットから取り出せる電力はヒューズで制限されていて、一般的な乗用車では10Aや15Aのヒューズが入っています。
高出力の充電器に加えてドライブレコーダーや車載冷蔵庫を分配器でつなぐと、合計が上限を超えてヒューズが切れることがあります。
自分の車の上限はシガーソケットワット数の上限で確かめ方を解説しています。
形状の問題もあります。
本体が長く突き出すタイプは、ソケットの位置によってはシフトレバーや肘に当たります。
センターコンソールの奥まった位置にソケットがある車種では、逆に短すぎて指が入らず抜き差ししにくいこともあるでしょう。
光り方も車内では気になる要素です。
通電を示すLEDが強く光る製品は、夜間の運転で視界の端にちらついて煩わしく感じられます。
足元近くのソケットなら問題になりませんが、ダッシュボード付近なら光量の控えめなものを選んでください。
挿しっぱなしにしてよいか、降りるたびに抜くか
電源の切れ方は車種で違います。
エンジンを切るとソケットへの給電も止まる車なら挿したままでも影響は小さいのですが、常時給電の車種では充電器がわずかに電力を消費し続けます。
1日2日では問題になりませんが、週末しか乗らない使い方でバッテリーが弱っている車だと、始動しづらくなる一因になることがあります。
自分の車がどちらかは、エンジンを切った状態で充電器のLEDが点いたままかどうかで分かります。
点いたままなら常時給電なので、長く乗らないときは抜いておいてください。
すでに始動しにくい症状が出ている場合は、充電器より先にバッテリー自体を疑うことになります。
車のバッテリー充電器では、タイプ別に充電の手間を比べています。
夏の車内放置も考えどころです。
直射が当たる位置に挿したまま炎天下に停めると、内部の電子部品にとっては厳しい環境になります。
壊れると決まったわけではありませんが、グローブボックスに入れる習慣をつけておくほうが安心でしょう。
家族で乗る場面ではポート数と置き場所から決める
子どもの送り迎えや帰省のように、2人以上が同時にスマホやタブレットを使う場面では、ポート数が足りているかが先に問題になります。前席で1台、後席で2台という使い方なら、ソケット1つに挿す充電器だけでは届きません。
後席まで電源を回す方法は二つあります。
長いケーブルを引き回すか、後席用のソケットがある車種ならそちらを使うかです。
ケーブルを前から後ろへ通す場合は、シートの隙間やセンターコンソールの横を通し、ペダル周りを横切らせないでください。
足元に余った線がたまると、アクセルやブレーキに絡む危険があります。
車種によってソケットの数と位置は大きく違います。
たとえばプリウスのシガーソケットの位置では、使えるアクセサリーまで含めてまとめています。
自分の車のソケットがいくつあるかは、取扱説明書の電源に関する項目で確認できます。
ノートパソコンや調理家電まで車内で使いたくなったら、シガーソケットの範囲を超えています。その場合はシガーソケットとポータブル電源のつなぎ方に、充電の可否まで含めた条件を載せています。
よくある質問
充電器を挿しても全く反応しないのはなぜですか
ソケット側のヒューズが切れている可能性があります。
以前に高出力の機器を使ったあとなら、まずヒューズを確認してください。
接点に灰やほこりが詰まって接触していないこともあります。
ソケットそのものの構造はシガーソケットとは何かで、使い方と合わせて解説しています。
24V車用の充電器を普通乗用車に使えますか
12Vから24Vの両対応と明記された製品なら使えます。24V専用品を12V車に挿しても動かないことがあるため、パッケージの対応電圧の表記を確認してください。
充電しながらナビを使うと本体が熱くなります
高出力の充電と画面表示が重なると発熱します。
送風口に近い位置へホルダーを移し、ケースを外すと下がることがあります。
熱で端末側が充電を制限するため、残量が増えないときは置き場所から見直してください。
車のアクセサリーソケットとシガーソケットは違うものですか
呼び方の違いで、形状と電圧は同じものを指します。喫煙具が省かれた車では「アクセサリーソケット」と表記されますが、充電器はそのまま挿せます。
まとめ
走行中に残量が減っていくなら、まず充電器の出力表記を見てください。
5Wどまりの製品ではナビ併用に足りず、ポートあたり18W以上でPDかQCに対応したものに替えると状況が変わります。
そのうえで、合計出力とポート単体の出力を取り違えないこと、車側のヒューズ容量を超えないことの二点が条件になります。
挿しっぱなしにするかどうかは、エンジンを切ったときにLEDが消えるかで判断できます。ぜひ本記事の出力の目安表と、ポート数・置き場所の考え方を参考に、自分の乗り方に合う一台を選んでください。





