ハイエースのダッシュボードマット|適合の確認点と選び方

ハイエースのダッシュボードは上面が広く、晴れた日はその黒い面がフロントガラスに映り込みます。ダッシュボードマットは上面を覆って映り込みと日射を受け止める車種別の一枚もので、選ぶ基準になるのは車種名ではなく、車検証に記載された型式・初度登録年月・幅の3つの数値です。
同じハイエースでも標準ボディとワイドボディでは上面の横幅が違い、マイナーチェンジで内装の形も変わっているため、適合表の行は細かく分かれています。
本記事では、標準ボディとワイドの表記の読み方・素材3タイプの違い・適合表で自分の行を探す順番を解説します。
いいカー用品 編集部
「いいカー用品」は、車内で使う小物とお手入れ用品の選び方を発信するメディアです。サンシェードやフロアマットのように車種で寸法が変わる商品は、車検証の型式と商品ページの適合表を照らし合わせる手順から解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ハイエースのダッシュボードマットが覆っているのは上面だけです
ダッシュボードマットは、フロントガラスの下端からメーターフードの手前までの上面に敷く一枚ものです。覆うのは上面だけで、前面の縦に立ち上がった部分やセンターパネルには掛かりません。商業車として作られたハイエースは座面が高く前方視界が広い代わりに、運転席から見えるダッシュボード上面の面積も大きくなります。
狙いは、ガラスへの映り込みを減らすこと、直射で樹脂面が焼けて色あせやひび割れが進むのを遅らせること、そして砂ぼこりを受け止めて拭き掃除を楽にすることの3点です。どれも駐車環境と日射量で変わるため、何年もつという形では示せません。炎天下の屋外駐車と屋内駐車場では、同じ製品でも傷み方がまったく違います。
ハイエースの適合表に並ぶ「標準」「ワイド」「年式区分」が指すもの
標準ボディかワイドボディかは車検証の幅の欄で分かります
ハイエースのボディ幅には標準とワイドの2種類があり、ダッシュボード上面の横幅と助手席側の張り出し方も合わせて変わります。見分けに使うのは車検証の「幅」の欄で、1,700ミリを下回る数値なら標準ボディ、1,800ミリ台ならワイドボディにあたります。グレード名やホイールベースの長短ではなく、この数値を控えて商品ページの表記と突き合わせてください。
年式区分は初度登録年月で読みます
適合表が「◯年◯月〜◯年◯月」と期間で区切られているのは、同じ世代の中でもマイナーチェンジで内装の形が変わった時期があるからです。基準になるのは車検証の「初度登録年月」欄で、カタログの発表時期や世代が切り替わった年とは一致しません。中古で買った車なら、前の所有者が登録した時期がそのまま基準になります。
ダッシュボードマットの素材は大きく3タイプに分かれます
| 表記 | 素材と作り | 向いている人 |
|---|---|---|
| 起毛・カーペット調 | 毛足のある生地に滑り止めの裏地を貼り合わせたもの | ガラスへの映り込みをできるだけ抑えたい人 |
| レザー調・合成皮革 | 表面が樹脂のシート状。拭くだけで砂やほこりが落ちる | 砂地や工事現場に出入りして、汚れを頻繁に払う人 |
| 成型タイプ | 芯材が入り、吹き出し口や段差の形に沿って立体裁断されている | ずれや浮きを嫌う人、積載で振動が多い人 |
毛足のある生地が映り込みに向くのは、光が一方向に反射せず散るからです。反対に、レザー調でも表面につやのある仕上げだと、黒い樹脂のダッシュボードと同じようにガラスへ像が出ることがあります。商品写真でハイライトが白く走っているものは、つや有りだと考えて選んでください。素材ごとの傷み方や洗える・洗えないの違いは、車内で使う敷物全般に共通するので、車のマットの選び方に種類別の比較としてまとめています。
車検証の3つの欄を控えれば、適合表の行は一意に決まります
確認する順番は、幅の欄で標準かワイドかを決め、初度登録年月で年式の行を絞り、最後に型式欄の記載が適合表の型式と一致するかを照合する、という流れです。この3つが揃えば候補はほぼ1行になります。ここで車種名だけを頼りにすると、標準用とワイド用のどちらを買ったのか分からないまま届きます。
残る変数はグレードと装備です。ハイエースは内装の作りが簡素なグレードと装備の厚いグレードがあり、ダッシュボード上面のスピーカーグリルや小物トレイの有無で切り欠きの位置が変わります。適合表がグレード別に分かれている製品では、車検証ではなく自分の目で上面を見て、丸い穴やスリットがどこにあるかを確かめてから選んでください。足元側も同じ手順で決まるので、ハイエースのフロアマットの適合と選び方では確認の順番まで書いています。
同じ「ワイド用」でも製品ごとに寸法表記がそろわない理由
メーカーが公表しているのは外寸で、どこを基準に測ったかは製品ごとに違います。フロントガラスの下端まで詰めて裁断する製品もあれば、ガラスとの境目を数ミリ逃がして作る製品もあり、同じ車に合わせても表記の数値は一致しません。助手席前の張り出しをどこまで覆うか、メーターフードの手前で止めるかという設計の差も、そのまま全長と横幅の数字に出ます。
そのため、数値だけを見比べて「こちらのほうが大きいから安心」とは判断できません。見るのは寸法表ではなく、適合表に自分の車の行があるかどうかです。どうしても寸法で比べたいときは、ガラス下端との隙間の処理について商品説明に書かれているかを確かめると、仕上がりの違いが分かります。
サイズが合わないダッシュボードマットで実際に起きること
大きすぎる場合、まずガラスの下端に縁が乗り上げて立ち上がります。立ち上がった縁は視界の下側に入り、映り込みを減らすつもりが逆に気になる存在になります。フロントガラスへ向いたデフロスターの吹き出し口をふさいでしまうと、曇りが取れるまでの時間が延びるという実害も出ます。吹き出し口の切り欠きが自分の車の位置と合っているかは、届いた日に風を出して確かめてください。
助手席側の上面には、エアバッグが展開する範囲がかかっている車があります。この範囲を固定具やテープで押さえる使い方は勧められないので、裏面の滑り止めだけで保持する設計か、エアバッグ部分を避けた形状かを商品説明で確認してください。小さすぎる場合は逆で、裏面の滑り止めがダッシュボードに接する面積が足りず、急ブレーキのたびに前へずれてガラス側に寄っていきます。
よくある質問
ダッシュボードマットを敷いたままで車検に通りますか
検査は実車の状態を見て判断されるため、通る・通らないを一律には言えません。前方の視界を妨げる位置まで縁が立ち上がっているもの、エアバッグの展開を妨げるおそれがある取り付け方は避けてください。心配な場合は、車検を受ける整備工場や販売店に現物を見せて相談するのが確実です。
ずれ止めに両面テープを使ってもいいですか
勧めません。ダッシュボード上面は直射で温度が上がるため、粘着剤が溶けて糊が残ったり、剥がすときに表皮を傷めたりすることがあります。固定は裏面の滑り止め、または製品に付属する面ファスナーの範囲にとどめて、ずれるようなら敷き方や製品の形状を見直してください。
標準ボディ用をワイドボディに敷けますか
横幅が足りず、左右どちらかに樹脂面がむき出しの帯が残ります。日焼けの進み方がその部分だけ変わるうえ、縁が中途半端な位置に来るので見た目も落ち着きません。逆にワイド用を標準ボディに敷くと端が余って立ち上がるので、どちらの向きでも流用はしないでください。
まとめ
ハイエースのダッシュボードマット選びで最初に決まるのは素材ではなく、標準ボディかワイドボディかという区分です。車検証の幅・初度登録年月・型式の3つを控えてから適合表の行を探し、そのうえで映り込みを抑えたいなら起毛、掃除の速さを取るならレザー調、ずれを嫌うなら成型タイプという順で絞っていけば迷いません。荷室まで含めて内装をそろえたい人は、ラゲッジマットの選び方の順番に段差の拾い方の目安を出しています。車中泊で使う予定があるなら、車中泊マットの違いと選び方も合わせて検討してください。
ぜひ本記事の素材3タイプの比較表と、車検証の3つの欄から行を決める手順を参考に、自分のハイエースに合う一枚を選んでください。


