スペーシアの車中泊マット|型式の確認と適合表の見方

スペーシアの車中泊マットを選ぶときに基準になるのは、車種名ではなく「後席を倒したときにできる床の実寸」と「マットの外寸」の2つの数字です。スペーシアは全高が高く室内長も取れるので、大人2人が横になれる場面はありますが、後席を倒しても前席側との間に段差や隙間が残ります。
ここを埋められない厚みのマットを買うと、腰の下だけが落ちて朝に痛みが出ます。
車種別を名乗る商品でも、年式やグレードでシートの倒れ方が変わるため、車検証と実測の両方が必要になります。
本記事では、寸法表記の読み方・厚みと素材の選び分け・段差の埋め方・買う前に測る場所を解説します。
いいカー用品 編集部
「いいカー用品」は、車内で使う小物とお手入れ用品の選び方を発信するメディアです。サンシェードやフロアマットのように車種で寸法が変わる商品は、車検証の型式と商品ページの適合表を照らし合わせる手順から解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
スペーシアの車中泊マットで見る寸法は「外寸」と「有効な床の長さ」
商品ページに並ぶ数字は、たいていマット単体の外寸(縦×横×厚み)です。
一方で読者が知りたいのは、後席を前に倒した状態で、荷室から前席の背中までに何センチの平らな面が取れるかという数字になります。
この2つは別物なので、外寸だけを見て「室内長より短いから入る」と判断すると足元が余ったり、逆に前席の下へ潜り込んで浮いたりします。
厚みの表記も読み分けが必要です。
エアマットは空気を入れた状態の高さ、ウレタンやEVAの折りたたみタイプは畳む前の板の厚みを指します。
空気の量で高さが変わる製品は、表記いっぱいまで膨らませると硬くなりすぎることもあるため、表記を上限として考えてください。
単位と表記のずれで間違えやすい点
収納サイズと使用サイズを取り違えるのも起きやすい失敗です。
「幅60cm」と書かれていても、それが畳んだ状態の幅なら、広げれば120cmになります。
スペーシアの車内で置き場所を考えるときは、使用サイズは床、収納サイズは後席足元やラゲッジのどこに置くか、と分けて確認してください。
車中泊マットの違いと選び方では、エアタイプと折りたたみタイプの構造差を解説しています。
スペーシアの車中泊マットは3タイプのどれかに分かれる
売り場に並ぶ製品は、空気で高さを作るタイプ、ウレタンやEVAで最初から厚みがあるタイプ、その中間の自動膨張タイプに分かれます。段差の埋まり方と、片付けたときの体積が大きく違います。
| タイプ | 厚みの作り方 | 向いている人 |
|---|---|---|
| エアマット(空気式) | 空気量で高さを調整。厚みを出しやすい | 段差が大きく、10cm前後の厚みが欲しい人 |
| 折りたたみ(ウレタン・EVA) | 板状の素材そのものの厚み。設営が要らない | 車中泊の回数が多く、すぐ横になりたい人 |
| 自動膨張(インフレーター) | バルブを開くと内部の芯材が膨らむ | 硬さを調整しつつ、収納も小さくしたい人 |
スペーシアのように後席を倒しても完全な平面にならない車では、厚みが取れるエアタイプか自動膨張タイプのほうが段差を吸収しやすくなります。
反対に、毎回空気を入れるのが面倒で年に数回しか使わないなら、畳んで積んでおける折りたたみタイプでも足ります。
厚ければ良いというわけではなく、厚みが増えるほど頭上の空間は減ります。
スペーシアなら測る場所は4か所だけ
後席を前に倒し、メジャーで次の4か所を測ってください。数字が出れば、適合表を見なくても入るかどうかは判断できます。
- 荷室の後端から前席の背もたれまでの長さ(寝る向きの長さ)
- 左右のタイヤハウスの内側どうしの幅(いちばん狭い部分)
- 倒した後席と荷室床面の高さの差(段差の深さ)
- 床から天井までの高さ(厚みを足したあとの残り)
長さは、足を伸ばして寝るなら身長より10cmほど余裕が欲しいところです。
幅はタイヤハウスの張り出しで狭くなる部分が基準になり、ここを見落とすと端が乗り上げて片側だけ持ち上がります。
段差の深さが5cm以上あるなら、その分を埋められる厚みか、後述する詰め物との併用を前提にしてください。
車種別マットの寸法がメーカーごとにずれる理由
同じスペーシア向けと書かれていても、寸法が製品ごとに違うのは、各社が基準にしているシートの倒し方と年式が違うからです。
後席のスライド位置を最後端にした状態で測るのか、中間にした状態で測るのかで、床の長さは十数センチ変わります。
ハイブリッド仕様やカスタム系のグレードでシートの形状や荷室のボードの有無が変われば、さらにずれます。
そのため、車種名の一致で安心せず、車検証の「型式」欄と「初度登録年月」欄を見て、商品ページの適合表のどの行に自分の車が当たるかを確かめてください。
適合表が年式の範囲で分かれている製品は、その範囲に初度登録年月が入っているかを見ます。
適合表そのものがない汎用品なら、先に測った4か所の数字と外寸を突き合わせるほうが確実です。
車のマットの選び方と適合の確認点では、この照合の手順をマットの種類別に解説しています。
寸法が合わないと寝床はどう崩れるか
長すぎるマットを押し込むと、前席の下に先端が潜って中央が持ち上がり、寝ると体が横へ転がります。
短すぎれば足先が段差の上に落ち、ふくらはぎに角が当たります。
幅が広すぎる場合はタイヤハウスに乗り上げて片側が斜めになり、寝返りのたびにずれていきます。
厚みが足りないときに出るのが、腰だけが沈む症状です。
倒した後席の座面と荷室の床には角度と段差があるので、薄いマットでは骨盤の下に空洞ができます。
ここはクッションやたたんだ毛布、荷室の段差用のボードで先に平面を作ってから、その上にマットを敷いてください。
マットだけで解決しようとして厚みを足すと、天井までの余裕が減り、身を起こしたときに頭が当たります。
スペーシアの車中泊マットの寸法はどこに書かれているか
使用サイズと収納サイズは、商品ページの仕様表かパッケージ裏の表に並んでいます。
見るのは「使用時サイズ」「収納時サイズ」「厚み」「重量」の4項目です。
厚みが「約」付きで書かれている製品は個体差や空気量で変わるため、段差ぎりぎりの厚みを選ばないほうが無難でしょう。
車側の数字は、車検証と取扱説明書で確認できます。
車検証で見るのは型式と初度登録年月、取扱説明書では後席の倒し方とスライド位置の説明です。
カタログの室内長は寝られる長さではないので、そのまま当てにしないでください。
実測と仕様表の2つが揃えば、車種別を名乗らない汎用マットでも選べます。
ハスラーの車中泊マットの適合の確認点でも、軽自動車で床の形が変わる箇所を解説しています。
よくある質問
スペーシアで大人2人が寝られる幅はありますか
タイヤハウスの内側どうしがいちばん狭い部分になるので、そこを測った幅を2人で分ける形になります。
シングルサイズのマットを2枚並べると幅が足りないことが多く、幅の狭いマットを2枚か、1枚の大判を敷くほうが収まります。
荷物を車内に残すなら、その分の置き場所も引いて考えてください。
厚みは何センチあれば段差が消えますか
段差の深さが分からないうちは決められません。
先に倒した後席と荷室床の高さの差を測り、その差を埋める板や詰め物で平面に近づけてから、マットは寝心地の分だけ足すのが順序です。
厚みだけで段差を吸収しようとすると、天井までの高さが足りなくなることがあります。
フロアマットやラゲッジマットで代わりになりますか
なりません。
フロアマットは足元の汚れを受ける敷物、ラゲッジマットは荷室の床を守る敷物で、どちらも体を支える厚みはありません。
荷室側の床を平らに保つ目的では併用できるので、用途を分けて考えてください。
荷室側の選び方はラゲッジマットの選び方の順番で解説しています。
まとめ
スペーシアの車中泊マットは、車種名ではなく、後席を倒したあとの床の長さ・いちばん狭い幅・段差の深さ・天井までの高さという4つの実測値で決まります。適合表がある製品なら車検証の型式欄と初度登録年月欄で行を確かめ、汎用品なら実測と使用時サイズを突き合わせてください。
厚みは段差を埋める役ではなく寝心地の分と考え、深い段差はボードや詰め物で先に平面を作るほうが結果として薄く済みます。ぜひ本記事の3タイプの比較表と4か所の測り方を参考に、自分のスペーシアで取れる寸法から選んでください。





